山中湖村は、山梨県の東南部、標高約1,000mに位置し、総面積53.05k㎡、周囲13.87㎞の山中湖を中心に、山中・平野・長池・旭日丘の4地区で構成されております。
村の大半は、標高1,000m前後のなだらかな起伏の高原地帯で、南西には富士山が間近にそびえています。湖は、総面積6.57k㎡と富士五湖の中で最大であり、水深は13.3mと一番浅く、海抜980.5mと一番高い場所にある「富士山にいちばん近い湖」です。
村には、国指定「ハリモミ純林」と県指定「富士マリモ」の天然記念物が生育している自然豊かなところです。富士箱根伊豆国立公園に指定され、豊かな自然環境は自然公園法により良好な環境を保っております。
山中湖村では、自然や歴史・文化・民俗などの魅力ある資源の活用と、地域の特性を活かした「まちづくり」を展開しております。先人たちが「築き・守り」続けてきた本村の宝「ふるさと」を受け継ぎ、後世へ引き継ぐためのまちづくりを進めております。
山中湖村の歴史は古く、鎌倉時代には、駿河・相模への重要な道「鎌倉街道」ができました。駿河・相模から甲州へ塩を運ぶ「塩入りの道」や戦国時代には進軍の要路など、重要な交通路の要衝となりました。その証として、山中地区に「山中口留番所址」、平野地区に「平野口留番所址」があります。
観光開発も早く、大正の頃から避暑地・保養地として別荘が建ち始めました。高度経済成長期には急速に別荘開発が進み、今や山中湖村全域にホテルやペンション・民宿・商店などが点在する「国際観光地」として発展しました。
このような時代背景とともに、豊かな自然環境や世界文化遺産「富士山」などの資源を「学び・守り・繋ぐ」ことが重要であり、自然資源を活かしたエコツーリズムを実現することで、質の高い「高原リゾート地」を目指しております。