雄大な富士山の眺望が美しく、豊かな自然に囲まれた忍野村は、「忍野八海」をはじめ各所で湧水がみられ、名水の里として知られています。
「忍野八海」は、富士山からの伏流水に水源を発するといわれる八つの湧水池からの湖沼で、水質や水量の保全状況と景観に優れ、昭和9年に国の天然記念物に指定され、昭和60年に環境庁から名水百選に選定されました。また、富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊の場として、平成25年に富士山世界文化遺産の構成資産として登録され、現在、多くの観光客が訪れ、毎年8月8日には忍野八海祭りを開催しています。
この湧水が流れ込む「桂川」は高低差が少ないため、フライフィシングに適しており、川沿いには「さかな公園」や「写真・絵手紙美術館」があります。
また、この名水を活かした「そば」や「とうふ」「とうもろこし」が名産となっており、四方を山に囲まれた高原盆地の地形を利用し、高座山、杓子山、二十曲峠、大平山などを巡る「富士忍野高原トレイルレース」を毎年開催しています。
現在、忍野村では、富士山のふもとの恵まれた環境で、融和の精神を持って、村をサロンのように見立て、学びと参加で将来展望の持てる村づくりに取り組んでいます。